知ってる？
沖縄黒糖は３つのやさしさを持っているんだよ。
１つ目は「環境へのやさしさ」だよ。そもそも、沖縄黒糖の原料となるさとうきびはほかの植物と比べて二酸化炭素を吸着する効果が高く、植えているだけでCO2の削減効果があるんだ。日射量が強くても吸着できるのが特徴だよ。さとうきびの葉がたくさんのCO2を吸収してくれているんだね。あとはね、絞り切ったさとうきびのかす（バガス）を燃やして黒糖工場を動かす燃料としているし、製造途中で出る残渣（ケーキ）は畑の肥料として循環活用されている。黒糖工場がこんなに環境にやさしいなんて驚きだね。
２つ目は「社会へのやさしさ」だよ。沖縄黒糖は８島の離島で作られていて、その島に住む人の雇用を維持しているんだよ。僕の父はさとうきびを生産する生産者として、母は黒糖を作る製造者として、黒糖事業に関わっていることで、島で暮らせるんだ。沖縄黒糖産業を維持することは、離島の産業を維持することに繋がっていると考えているよ。
３つ目は「人へのやさしさ」だよ。１つ目と２つ目は実は白糖の原料のさとうきびにも言えることだけど、３つ目は黒糖ならではのポイントなんだ。黒糖には、はちみつや白糖と比較して、ミネラルやビタミンが多く含まれているよ。だから疲れた時とかに食べると元気になるよね。スポーツの合間に食べてエネルギーチャージにもなるし。だからといって、大量に摂取することは糖分のとりすぎに繋がるけど、適切な量であれば、黒糖を摂取することで病気を予防する効果があるという研究結果もあるんだよ。沖縄県黒砂糖協同組合のページには、文献を検索することができるページがあるから、ぜひ検索してみてね。
ここから検索できるよ！